坂の上のパフューム

パフュームって、すごいビジネスモデルだと思うのは、心理学で言うところの特定のタイプのみを直撃するアイドルなんですよ。


思いつくのは得意だけど、説明するのは苦手、
そういう性格タイプを直撃して、そういう連中を熱狂させ、隣のファンに「えーっ、お前も、というか、先生もそう思われるんですか(なぜか、ここで隣人に対しての尊敬心を抱かせるのがパフュームの特徴)」
それで、視線がアイドルだけに向くんじゃなくて隣のファンにまで向いてしまう。

パフュームの異常な点は、本人たちがカリスマじゃないのに、カリスマファンとでも呼ぶべき人たちがいるという点でしょうか。

小幡績氏もそうですが、ライムスター宇多丸師匠もそうです。パフュームのPVを見るだけでなくて、こういう変なおっさんが熱くPerfumeを語っているのをyoutubeで見ると、それだけで泣けてくる。

なんでそうなるのかというと、実は、特定の性格タイプを一本釣りしているからなんだろうなと。


ユング心理学で言うところの、直感タイプ、思いつくのは得意だけど、説明するのは苦手というタイプ、
本当は、人の三倍、頭の回転早いから口頭コミュニケーションするときに、途中の説明を端折りまくって、それゆえに、
「次の世紀もPerfume」とか「日本といえばパフューム、覚えとけ!」みたいなことを唐突に言ってしまうタイプ。
こういうことを言うと、世の中の人は
60%は、「何言ってんだ、この人?」
30%は、「爆笑」
10%は、「これ、真実だよ。」
となるわけです。

youtubeのコメント欄をチェックするとこのことがわかります。


こういう小幡績氏みたいな人って、現実の恋愛では辛い思いいっぱいしますよ。
女の手練手管に対して
「おれ、お前のこと好きなんだ」みたいな単純な言い方しか出来ない。


小幡績氏と同じタイプとして、心理学者の秋山さと子氏にピックアップされているのが、フリードリッヒ・ニーチェ、それから、村上春樹

村上春樹って、女あしらい上手い人みたいに思ってしまいそうなんですが、

女とうまく付き合う方法
・話を聞いてやる
・褒めてやる
・うまいものを食わせてやる

こんなふうに法則つくってるんですね。

これは、女あしらいが下手だから、法則作ってうまく対処したいという欲求の現れなんでしょう。