シンガポール公演について
わたし、今までいろいろパフュームについて書いてきましたが、基本的に本音で書いてますし、特別に奇をてらったこと書こうとしてるわけでもありません。
映画館でシンガポール公演の中継見たとき思ったんですが、確かに客層幅広い。白髪や禿のおっさんから親に連れられてくる小さい子供まで大体満遍い年齢層がいます。
そんでファンの人たちもいろいろな道筋たどってパフュームにいたるはずなんでしょうが、
わたしみたいなロッキンオンを根っこに持つような人間だと、
パフュームのパフォーマンスを絶対にクィーンと比べてしまうもんです。
PTAのコーナーであーちゃんが『we will rock you』歌ってた。
しかし、英語の稽古してないんかねぇ。
ついでにこれとも比べずにはいられないとこです。
パフュームが未来的でアンドロイド的とか言いますけど、すでに多くの人が「パフュームは実のところ、懐かしい昭和的な未来像」と指摘されています。
手塚治虫の影響がいたるところにあるというのは確かでしょうけれども、
藤子F的でもあるんですわね。
パンチラしても水着にならないとか、かしゆか以外は実のところ色気ないとか、藤子F的な女キャラだったりします。
アンコールのところでドラえもんがでてきましたが、
わたしから言わせりゃ、パフュームにドラえもん、それ当たり前の組み合わせでしょ、ってとこです。
MCでの英語についてなんですが、
のっちの英語の発音が、まさにこの方法。
いわゆる鼻に掛けた発音ではなく、日本語のエッセンスをどこかに残したパキパキした英語。
「うむ、この子は英語しゃべるに向いている」とわたしは思うてしまったんですが、
逆に、あーちゃん、英語できんのね。
「二つの言語を話すということは二つの人格を持つということ」などとは言われますが、あーちゃんの言ってることの意味を英語に直すと、
おそらくバッサリとあのニュアンスが無くなってしまうんでしょう。
日本語によるコミュ力が高すぎるゆえに、外国語になじめない人っつう感じです。
だったら、海外公演ではMCをのっちにやらせたらいいんじゃねとか一瞬血迷ったことを思ってしまいましたが、
「この野郎、ヒロシマ。存分に浴びたいぜ、ヒロシマ」みたいなことMCで言う人ですから、なんともかんとも。
しかし、三人の英語のMC聞くにつけ、CDの英語詞は発音記号レベルで切り貼りされているんじゃなかろうかという思いが強まる。