キミ、って誰よ?

基本的にわたしは善人とは程遠い人間でありまして、それゆえ、他人のことを善意の上に解釈することはあまりありません。




この曲とあの曲は、繋がっている、というのは、いろいろな観点からできるはずのことなのですが、



「最後の時がいつか来るならば、それまでずっと、君を守りたい」

エレワの解散危機を乗り切ったPerumeに対し
解散するまで、ずっと、俺がいい曲提供たるから安心しろ!

そんな風に中田ヤスタカのことを好意的に解釈することが、上記に理由から私にはできません。


友達同士仲良く手をつなぎあって、このまま行こう、みたいな世界にあまりそぐわない人なんではないだろうか、中田ヤスタカは。

ポンポンポンの歌詞みてると、「一人でも突っ走るぜ、おれは」みたいなポリシー持ってる人なんではなかろふか。



マカロニの歌詞面白いんですけど、
どこが、というと、
「名前を呼び合う時も、少し照れるくらい…云々」とか言っときながら

一番肝心な
「最後の時がいつか来るならば、それまでずっと、君を守りたい」
っていうときには、名前呼ばずに、キミっていうんですよね。

どれくらいの感じがちょうどいいのよ?おい!と問い直してみたい気分になるのですが、




「名前を呼び合う時も、少し照れるくらい…云々」
とかいうんだったら、ビートルズとかサザンだったら、ミッシェルとかチャコとかの固有名詞が後に来るぞ、とおもうですが、

それやられると、ミッシェルさんとかヨーコさん以外は蚊帳の外じゃないですか?

でも、かといって、いつまでたってもキミとか言ってても盛り上がらんじゃないですか?




そして、よくよく過去を振り返ってみると、
わたしゃ、女の子のことをキミって呼んだことないし、女の子からキミと呼ばれたことも一度もなかったんですね。


そんで、Perfumeの詞って、ほぼ必ず、相手のことキミって呼んでます。
主人公が男の子だろうと女の子だろうと、相手のことキミと呼ぶ。

冷静に考えると、変だよね、これは。