かぐや姫の物語

高畑勲の かぐや姫のものがたり を観てきたのですが、となりの山田くん以来です。
プレスコで作画しているので、全ての絵動き音が監督のコントロール下にあります。
編集の極致です。
最後、なんで地球は青かったのでしょうか



話しズレてるかもしれませんが、

かぐや姫って、女の子が大人に成長する過程に脱皮繰り返す様なイメージが重ねられてた様に思うんですが、


最後につきから、菩薩がインド風のリズムに乗って無表情に押し寄せてくるんですけど、



かぐや姫の人生に、高畑勲は自分の人生重ねたんだろうな、と。

頭のいい子が、いい学校に進学する過程で地元を離れ、
職場についたら、自分の才能に見合ったレベルの仕事を周囲に無理強いし、それゆえにつらい人生を引き受けてきたのが、
もうすぐお迎えが来る段になって、アホらしいと思っていた今生がいとおしくなり、うんぬんかんぬん。

月から見下ろした地球って、來世のことだったんですかねえ。