一人で反省会
Perfumeの海外進出って、まだ終わったわけではないから 「失敗でした」と言い切るべきではないとは思うのですが、
このチャート成績見てて思うのは、
Perfume『LEVEL3』2013年10月16日世界119カ国iTunes配信開始
国別デイリー順位 16日→17日→18日
・全米 圏外→281→圏外
・カナダ 圏外→280→圏外
・オーストラリア 168→圏外→圏外
・イタリア 圏外→359→圏外
・メキシコ 圏外→339→圏外
まあ、完全アウェイの欧米系の国々はとりあえずいいです。
より問題なのは、準ホームの東アジアの国と地域。
・香港 60→9→57
・シンガポール 58→28→187
・台湾 圏外→圏外→27
この辺の成績を見てますと、何のための第一回のワールドツアーだったんだ?とアミューズ株主総会で罵声あげたくなるレベル(まあ、株持ってないですけど)。
しかも、今回は香港省いて、シンガポールと台湾ですが、三つのなかで一番ましなのは香港のようです。
ついでにいうと、
・タイ 19→33→31
「バンコクじゃダメなんですか?」と株主総会で詰め寄りたくなるレベル(まあ、株持ってないですけど)。
第三回のワールドツアー、嫌な予感がするんですが、
ロンドン公演の会場が前回の二倍の定員なんですけど、
その代わりに、フランスドイツの公演ないですから、そういう周辺国からの遠征組あてにした会場選択らしく、
おそらくヨーロッパでの人気開拓の行き詰まりがあるのでしょうけど、一見したところ「前回より観客二倍になってる」ってことになってしまいます。
このあたりの言訳くささが、少々腹立たしい。
これ、前回のドイツの模様ですが、ケルン近くのデュッセンドルフに日本人一万人ですか。隣の州のフランクフルトにも相当住んでます。
それにしても、観客におけるアジアの黒髪率の高さよ。
わたくし、
ロンドン公演のパブリックヴューイングみたんですが、
三分の一が黒髪の日本からの遠征組と在住日本人と在住中華系。
たぶん今回のロンドン、ニューヨーク、ロサンジェリスも同じだと思われます。
海外在住日本人の多い都市
ロサンゼルス都市圏 70,629
上海市 56,481
ニューヨーク都市圏 54,885
大ロンドン市 36,717
そりゃ、曲売れてるわけでもないですし、youtubeの再生回数が爆発的に増えたという話もありませんから、去年の七月よりもファンが劇的に増えているとは考え難い。
ついでに言うと、客層はオタク風の外人が三分の一。一般の人たちが残りの三分の一。
ロンドン公演で、あ〜ちゃんのMCに対して、失笑が漏れていたのですが、
まあ、そりゃ、言ってる内容アホですから、通訳介したら、独特のユーモアも切り捨てられ、ほんとくだらない話にすぎんわけです。
そして、
失笑の出どころというのが、おそらくこの一般層。海外挑戦で開拓すべきだった客層のはずです。
それ以外の日本アジア系と外人オタク層は、Perfumeに対してなら何でも許せる、という、いやな言い方をすれば、芸人を甘やかしてしまうファンなわけです。
初期のころのライブみたいに、アウェーで客の反応見て、何が受けて何が受けてないのかを判断して改良を重ねていく、
ほんとに海外で成功したいなら、そうしないといけない筈なんでしょうけれども、
この頻度でこの様な客層の前でライブやっても、なかなか海外仕様への変身は出来ないでしょう。
あ〜ちゃんみたいな野心家が、こんなグダグダな海外進出に満足しているのだろうか?というのが疑問で仕方ないのですが、
海外で受けなかったのなら、別にそれはそれで構わないのですが、
あまりにもグダグダな名ばかりの海外挑戦ではなかったのだろうか?と思われます。
ベビメタと何が違ったんだろう?生歌と生演奏以外何が違ったんだろうと、いろいろ思うんですが、
伸びしろがまだたくさんある時期に海外行くってのは重要なことなんでしょう、これは音楽やエンタメに限らず、海外で成功したいならどの分野でも。
Perfumeの場合ですと、東京ドームのすぐあとくらいには海外の1000人以下の会場巡りという展開だったら、結果は違っていたんだろうか?などと残念に思う今日この頃。