落ちた偶像
ちょっと前まで、新国立競技場の新デザインとその工費についてのもろもろが巷の話題をさらっておりました。
どういう闇の世界だったのかは知れませんが、その闇の中で安藤忠雄という世界的な名声を博する建築家がものすごく無様なふるまいをさらしてくれました。
彼の作品群自体は、ちゃんと評価に値するものがたくさんありますが、実のところ評価に値しないようなものもたくさんあるようです。
わたくし的には、コンクリート打ちっぱなしは墓場に入るまでは御免こうむりたいのですが、
今回の国立競技場のひと悶着について思ったのは、
現代建築のスタイルって世の過半数の人から毛嫌いされているらしいことが世間で確認されてしまったなぁ、ということです。
そして最近では、オリンピックのロゴの問題。
かのデザイナーがパクリの専門家であり、そのコンペの審査員が仲間内の持ち回り。
美術館等の文化行政文化官僚、それに広告代理店とマスコミがでっち上げの価値を創出していたのですが、
本当のところ、そういう価値について巷の人間の過半数はどうでもいいと思っていた、なんか嫌なにおいを感じていた。
そもそも世の中の美術ってそんなに価値あるもんなわけ?とそのレベルに踏み込みそうな勢いのスキャンダルになりました。
ここ数年で、鉄板と思われてきた会社や組織に致命的なケチがついてしまいました。
マクドナルドは業績悪化が続いていますし、
オリンピックも2020年まで持つんだろうか?いや、持たんだろうな。
オリンピックのスポンサーやってたコカ・コーラもどうなんでしょう?