Live On Mars?
演劇的ロックの代名詞的なデヴィッド・ボウイが死去しました。
Perfumeのステージも演劇的なんですが、意外な程にデヴィッド・ボウイとPerfumeには接点がありません。
あるとしたら、二年前のロンドン公演の会場がデヴィッド・ボウイのジギースターダストツアーの最終日の会場だったことくらい。
そこにはデヴィッド・ボウイへの追悼の言葉が掲げられました
まだ、きゃりーぱみゅぱみゅの方が接点があったりします。
日本人からすると
ボウイ → マドンナ → ガガ → ぱみゅぱみゅ
という系譜が見えるのですが、
いまとなっては、デヴィッド・ボウイもコスプレやってたんだ、という風にしか思えなくなりました。
ま、コスプレの対象が、アニメキャラとかではなく自分の歌詞の主人公という点がユニークなだけでしょうか。
おそらくきゃりーぱみゅぱみゅも、ああいうかっこして可愛いとかは思っていないはずで、
デヴィッド・ボウイも別にああいう宇宙人ファッションとか忍者ファッションしてかっこいいとかは思っていなかったっぽいです。
あたりまえっちゅやあ、当たり前なんですけど。
ベビメタに関しては、機会あるごとに海外の大物と記念撮影してますけど、
それら大物のうち何人もがデヴィッド・ボウイへの追悼コメントを発表してました。
むろん、レディ・ガガは言うまでもなし。
もし、デヴィッド・ボウイがあと数年生きていたら、ベビメタと記念撮影してたでしょうか?
で、レディ・ガガって、宇宙空間からライブやるって企画をデヴィッド・ボウイに一緒にやらないか、と誘うていたそうです。
デヴィッド・ボウイって、もともとSF小説好きってのもあるのでしょうが、
アポロ計画に便乗して『スペース・オディティ』って曲をヒットさせましたが、その後が続かない。
んで、NASAが次は火星探査に乗り出したのに合わせて『火星に生命?』って曲を出しました。
んで、それ不発で、そのあとに『スターマン』って曲でヒット飛ばすんですが、
まあ、成り行きとはいえ、宇宙ネタの多い人でした。
もし二人一緒にヴァージン・ギャラクテック社の宇宙船に乗ってライブしていたら、何歌ったんでしょう?
やっぱり、『レディ・スターダスト』でしょうか?
David Bowie - Lady Stardust (HD)
そういえば、中国が月の裏側に有人着陸させる計画を持っているんですが、
それ実現したら、ピンク・フロイドどういう扱いになるんでしょう?英語圏の国のロケットなら、そのニュースのBGMはこれしかないって感じなんですけど、
中国人には関係ねえんでしょうか?
そして、火星への有人飛行ですと、所要日数が片道二年半。
でも、この調子で人類が後100年も生き延びるとしたら、その間に誰か火星に着陸するんでしょうね。
そしたら、火星から中継、とかで歌うたったりする人も出てくるんでしょうね。
まあ、ソユーズの中でこういうことやる人いますし。
Perfumeが「解散コンサートは火星で」って言ってましたが、火星で歌う人って恐らく必ず出てくるはずで、
片道二年半ですから、スケジュールの忙しいスターには無理なのでしょうけれども。
暇人の棺桶に片足突っ込んだようなスターとか、歌の上手い宇宙飛行士が火星で歌うんでしょうね
んで、火星に着いたら、
デヴィッド・ボウイの『火星に生命?』歌うんでしょうか?
仮に50年後に火星に友人着陸がなされるとして、それまでデヴィッド・ボウイの曲が愛され続けるのでしょうか?
現在の音楽産業の萎み具合、壊滅具合を考慮しますと、あながちありえないことでもないような気がします。
この曲が発表されて、既に45年。
あと50年くらいはイケるような気がします。
この詞を簡単に要約すると、
家を追い出された女の子が、街をうろつくんだけれども、友達もみつからない。
一人ぼっちで、世の中の様子を映画でも見るように眺めるのだけれども、なにもかもがくだらない。
地球なんかにもう興味ないから、火星にでも行きたいな。
でも、火星に生き物って住めるのかしら?
『オズの魔法使い』だと、主人公の女の子は青い鳥のいる場所は虹のかなただと思うんですけど、
この詞だと、主人公の女の子は虹のかなたなんかどこにもないけど、もしかしたら火星になら?とぼんやり思うわけです。
そして、この曲の続編がアルバムの『ジギー・スターダスト』
David Bowie - Starman + lyrics
「はい、火星人です。ジギーと申します。今空の上で待ってます」