追悼 デヴィッド・ボウイ 25年ぶりにrockin' onを買ってみた
25年前、rocking'onって350円くらいだったはずです。
デヴィッド・ボウイの追悼記念号だからと、ものすごく久しぶりにrockin'onを買いました。この25年間ってデフレだったのですから、rocking'onが値上がりしてたら嫌だな、と思ったんですが、
税込みで700円でした。
そして、かつてはいろいろあったCDの広告がほぼなくなっていました。その上、新宿西口の海賊版売ってる店の広告も一切なくなっていました。
つまり、この出版社がぼっているというわけではなく、洋楽ってもう商業的に成り立たないもののようです。
で、肝心のボウイ追悼の内容についてはどうなのかというと、
rocking'onって、以前は一般人からの投稿を掲載していたのですが、
今では、そういうのなくなっていました。
まあ、一般人的には、勝手に自分の主張をブログに書けば済む話で、
なにもrocking'onに投稿する必要もない。
そういうことで、この雑誌の価値ってかなり前から目減りしてたんでしょう。
私的には、rocking'onに投稿された痛々しい一般人のデヴィッド・ボウイに関する投稿を読ませてくれる追悼号だと思ったんですが、
そういうの一切なかったです、ハイ。
で、どんなことがrocking'onに書かれていたのかというと、
rocking'onがかつてデヴィッド・ボウイに対して行ったインタヴューの採録。
そんで、げんなりしたのは70年代にrocking'on社の社長の渋谷陽一がデヴィッド・ボウイにインタヴューした記事に関しては、
渋谷陽一の言葉が、常態の、だ・である体。
デヴィッド・ボウイの言葉が、です・ます体。
読んでいて、情けなくなりました。
そして、オーナーの渋谷陽一はもうキーボード打てないらしくて、
ボウイの追悼について文章書けないらしくて、社員による聞き書き記事が掲載されているんですが、
オーナーに対しては、聞き取り社員は最上敬語使ってました。
ほんと、さようなら。
さようなら。
さようなら。