今日は一日中Perfume聴いてた
なんか突如Perfumeづけの日が送りたくなり、そのように過ごしました。
で、「ああ、なるほど」と一人で納得しながら過ごしました。
私、この二年ほど、ライブはおろかCDさえ聞かず、新作のDVDにも手を出さず、すっかりPerfumeから離れていたのですが(でも、思いついたようにぽつぽつyoutubeで見たりはしてたのですが)、この『Let Me Know』のビデオが、
[Official Music Video] Perfume 「Let Me Know」
『トトロ』の猫バスでしょ。で、そこに乗り込んでくる黒い覆面被った乗客って『千と千尋』。ちなみに、最後にバスに手を振るのがかしゆかだけなんだけど、それって高畑勲の『おもいでぽろぽろ』。
ジブリ三昧でした。
まあ、それはいいんですけど、この曲の詞って『Level 3』の『ドリームランド』みたいな感じ。
で、それ以上に「ほほぉ~」と思うのは、最近のパヒュームの曲ってサビの部分にまともな詞がついてなくて振り付け孤立してるんですよね。孤立というよりも独立してるというか、そのように曲作った中田さんが仕向けてるんでしょうけど。
で、『Let Me Know』だとサビの部分振り付けって、4年前の『くりんくりん』とほとんど同じでした。
で、ビデオにしてもさ、『くりんくりん』引き継ぐような感じで次の世代への引継ぎを意図したような物語で、まあたぶん監督同じ人なんでしょうけど。
詞と絡まないサビの振り付けって、この数年間のPerfumeがずっと追及してきた路線なんだろうなと思う。
『無限世界』とかNHKでやってた『Fusion』もそうで、物語を演ずるというよりも言葉の通じない相手に踊りの奉納してる巫女みたいなあり方ですわね、
で、この言葉のないサビ、言葉と絡まない、言葉を介さない相手への踊りの奉納って、『Flash』も割とそうですよね、さらに言うと『くりんくりん』もそうかもしれないし、もしかすると『Spending All My Time』から始まってたのかもしれない。
そして、それとは逆に『Star Train』では詞だけがあって振り付けがない。
ずっと続けていた脱アイドル路線がほぼゴールに近づき、今のPerfumeがある、そんな気がします。
で、こういう路線って『ドリームファイター』に代表されるような一番人気のあったころと比べると売上とファンの総数三分の一、ファンの総熱量五分の一みたいな感じに放ったのですがが、
でも、そこそこ面白いし、納得できます。
「海外で失敗したなら、国内に閉じこもって芸を磨く路線はアリ」的なことを四年前に書いたことがあったのですが、
結局こういうことになったのか、というかこういう結果を私自身がそれなりに受け入れることができるようになるには結構な時間がかかりました。
2分25秒からの踊りは『くりんくりん』のPVとは違ってほぼ固定カメラ。ながいことPerfume のダンス真剣に見てなかったんですが、なんか無茶苦茶うまくなってるような気がするのは私だけなんでしょうか?
「ねえ、バス来る?」 かしゆか落ち着いたいい声になったなあ。
「ん、ふへへへへへ」 それに対しのっちの品のない馬鹿笑い