うらしま太郎 タイやヒラメの舞いおどり
わたくし、
パフュームだったら平気で同じ曲を繰り返し繰り返し2時間くらいyoutubeで見てられる。
そんな何べんも見た繰り返しのクリップでも映画一本見るよりもはるかに楽しい。
竜宮城についたら延々とパフュームのライブが続いているとかの状況だと、
確かになん百年もいてしまいそうだ。
そんでも、竜宮城での接待って、
乙姫様はいいとして、
タイやヒラメの舞いおどりでしょ?
それ、見てて楽しいんですか?
水族館にイワシの餌付けショーとかありますけど、あれでも5分でもう満足ですも。
タイでしょ、ヒラメでしょ、
どうですか?
それでどんなごちそう振舞われてたんでしょう。
牛肉とかピザとか考え難いですし、
やっぱり海鮮なんだろうか?
そんでやっぱり、さっきまで泳いでいたタイとかヒラメの生き作りだったりするのだろうか?
それ、生簀割烹と何が違うんだろう?
浦島太郎って、日本書紀に既に記述があるそうですが、
それによると、浦島太郎の行き先は竜宮城ではなくて、蓬来山。
蓬莱山は中国の東にあるとされた幻の場所にある山であり、蓬莱はしばしば日本の美称として用いられる。
つまり、浦島太郎は、日本に来た中国人の話だったのが元らしいんですが、
私たちが子供の頃に見た竜宮城のデザイン、乙姫様の衣装は、完全に中国のそれでした。
日本に来た中国人の話が、日本に輸入され日本人に消化されると、中国に行った日本人の話に変質したわけでして、
私たちの子供時代の絵本だと、タイとかヒラメは擬人化されている場合も多く、
そのナリは
唐代の長安でペルシャからきた踊り子たちを思わせる。
この辺の事情を全く知らないアメリカ人が、フェイウォンの衣装を見ると、精神病院の拘束衣と勘違いしてしまう。
「逃げ場のない現代社会のガランじめにされた個人が、音楽の力で解放される」そのように解釈してしまうらしい。
なるほど。
ちなみに、中国に行くと、大衆食堂レベルでも生簀の中を魚が泳いでいる。
そういうこと考えると、別に竜宮城に行きたいとも思わない。
パフュームのライブでもあるんだったら別ですけど。