レスキュー

リニアモーターガール』の詞を歌詞カード見ながら聞いていて、

意味通じる箇所が、「エレクトロレスキュー   falling falling love」の二つだけなんですが、


レスキューって、私の知っているところの洋楽の詞にあんまり出てこないんですよ。

ジミヘンドリックスくらいでしょうか、レスキューってがなってたの。



しあわせだよ、ベイビーが僕をレスキューするために来てくれたなんて、
しあわせだよ、ベイビーが僕をレスキューするために来てくれたなんて、
ベイビーが僕をレスキューするために来てくれたなんて、
レスキューするために
レスキューするため
僕を

I'M SO GLAD MY BABY'S COMIN' TO RESCUE ME
SO GLAD MY BABY'S COMIN' TO RESCUE ME
MY BABY'S COMIN' TO RESCUE ME
RESCUE
RESCUE


ジミヘン、27歳で自殺同然の死に至りますが、
成り行き上、逃げ道がなかったとはいえ、

レスキューされたいってマジで思っていたんでしょう。


同じく、ジミヘンの歌ですが、歌っているのはロッドスチュワート&フェイセス


エンゼルが昨日天国から降りてきて
僕をレスキューするまでそばにいてくれた

Angel came down from heaven yesterday
She stayed with me just long enough to rescue me




ヘルプは足りない人を支えるというニュアンスがあるのに対し、レスキューには本来大丈夫な人が落とし穴にはまって死にかけているのを助けるというにゅあんすを 私は感じます。





ジミヘンの場合は、自分で曲書いて自分で演奏して歌って、自分の詞と演奏のイメージを全て自分で引き受けていたから、
「レスキュー」という単語の逃げ道がなくて、
ただ、自分はレスキューされたい、という願望をがなっていただけだったのでしょうけれど、




中田さんの場合はねぇ、自分がレスキューされたいという願望を自分が歌うんではなしに、perfumeという別の人たちに歌わせるんですけれど、
perfumeが歌うときには、レスキューされたいと願う男の子をレスキューする女の子の物語に成り変わっているわけです。

いわれてみりゃ、perfumeに 恨み節 って一曲もないでしょ。

暗い歌のはずの『edge』にしたところで、やたらめったら積極的で前向きな曲だったりします。




かなり中途半端な詞なんですが、これもレスキューソングのようです。
中田さん自身がステージに上がる曲だけに、
「僕を誰かレスキューしてくれないかな」的な他力本願な曲で、

天使の姿が見えづらいのがムズ痒い。