セラミックガール の振り付け

『コンピューターシティ』の
「どうして、ねえコンピューター〜」のところの歌詞と振り付けは露骨な対応関係になくて、

歌詞をの中の主人公の感情を抽象的に表現したものに思えると、さっき書いたとこですが、


たとえ悲しみであろうと、感情が生き生きとしているってことは生きてるってことの証明だよ とでも言うようなテーマがあの歌に見えたのですが、


『セラミックガール』の振り付け。
言葉に対応したものではないようです。詞の中の登場人物の心情を抽象的に表現したもののようですが、
それでも、言葉を説明する振り付けの箇所はありまして、

「恋をしたいけど、アンテナ届かない」
この一節からどう言うアンテナを想像するのかというと、

私の場合は、それこそ半世紀前のSFの挿絵にでもありそうなロボットの姿で、

この私のイメージは全く私の個人的記憶から来たものかというと、
どうもそうではなくて、

振り付けの中に、見る人のイメージをそれなりに限定するものがあるのでして、

「アンテナ届かない」の箇所で、おそらくアンテナの形状を示す振付がなされていますが、

ピンクレディのUFOの振付みたいな感じ。
そして、後頭部からかなりの大きさの不格好なアンテナが伸びているような印象を受けます。



こんな不格好なアンテナつけているロボットだとすると、見た目美しくはないだろうな?そんな気にさせられます。

中田さんが曲を仕上げた時は、セラミックガールはもっと綺麗なロボットだったのかもしれませんけど、

振り付けがつけられたあとには、セラミックガールは、かなり見た目に難のあるロボットにされてしまったように私には思われます。



「誰か思いついた人口の夢いっぱい〜」
セラミックガールで一番印象的な振り付け。


私の年齢だと、これ思い出す。


『セラミックガール』
ロボットみたいに不自然な女の子についての詞だと思うんですが、その詞の中の一番不自然なところのヴォーカルを一番機械的音声に処理し、
そこに
一見して奇妙な動きをあてている。

なんか頭の中に入っているプログラムにバグがあって、うまく動作できないロボットの様子みたいな。