あーちゃん  エンヤコラ

わたしにとって、毎年の元旦の恒例行事と化しているyoutubeでの紅白動画巡りなんですが、


昨日はぱみゅぱみゅ終わったところで寝てしまったんですが、



今朝youtubeで見た三輪明宏はすごかった。


紅白歌合戦、白組で最も印象に残ったアーティストは?
2012年のNHK紅白歌合戦で、白組で最も印象に残ったアーティストは誰?(質問作成:レコチョク
美輪明宏ヨイトマケの唄」45% 79974 票


だそうです。

Perfume的な振り付け取り入れて面白いことやろうとしている人たちは結構いるんですが、
どれみても、たいしたことないな、と。

ぱみゅぱみゅも可もなく不可もなくってところでして、なんというか、古臭いアイドルにみんなの歌かポンキッキを混ぜたような感じで、たいしたことないな、と。


ところが、三輪明宏にはさすがにびびりました。

彼の歌にあわせての振り付けは、Perfumeとはぜんぜん違うもので、演劇由来のものですが、

所作の美しさという点から言えば、地味なんですけど、
のっちより上と言わずにはいられませんでした。

これ、無音で動きと表情だけ見てても、十分感動できます。
でも、
繰り返しみたいか?と言われれば、一回で十分ですとしか言いようがないのですが、

歌、というか、宮崎作品や幻魔大戦でも披露された声優としての能力の尋常でなさ加減がすばらしかった。

そして歌が終わってからの観客の拍手の音がすばらしかった。昨晩酒飲みながら見ていた演目では、こんなまじめに心のこもった拍手はなかったように思われます。
本当に心がこもっていて、潮騒のように美しい音色の拍手でした。



みうらじゅんが三輪明宏は生きた仏像で、出くわしたときに思わず拝んでしまった、と言ったのがよくわかる。
みうらじゅんは、いつもふざけた口調でしゃべるけれど、言ってることはいつもほとんど正しい。



話し変わるんですけど、
Perfumeのライブに行って、「あーちゃん」コールを激しくやりたい衝動に駆られるときがあるのですが、
「のっち」と「かしゆか」に関しては自粛するとしても、「あーちゃん」コールでは絶叫したいぞ、みたいにわたしが思う理由というのは、

「あーちゃん」が「かーちゃん」とローマ字表記でKの一字の差異でしかないからだと思い当たる。


太平洋戦争で玉砕した兵士の多くが死の間際に「かーちゃん」と絶叫してたという話を読んだことがありまして、その話の真偽はともかくとしても、そこに妙な説得力があるのは事実です。


ライブに行ったら「あーちゃん」コール激しくやってみたいとわたしが思うのは、そういう話とどこかつながっているのかもしれません。



そんで、この回を書き始める前に、当然のごとくネット検索してみたのです。


人が思っていることのすべてをネットに放流するわけではないのでしょうけれども、
今、「あーちゃん・エンヤコラ」で検索すると、わたしのブログにたどり着く羽目になるのではないでしょうか。
今わたしが書いている時点では、だれもヨイトマケの唄Perfumeを一緒くたにした文章書いている人いなさそうです。


興味深い点は、あーちゃん・エンヤコラで検索した結果、一番に出てきたのが中国のサイト、次点が台湾のサイトですか。

三輪明宏、完全に日本の枠を超えています。