Perfume 背筋 まっすぐ
自分と同じことを考えている人がどのぐらいいるだろうか?ということを探ってみるためにグーグル検索を使うようになったのですが、
つい今しがた「Perfume + 背筋」で検索してみたんですが、
「Perfume + 姿勢」で検索した時と比べると、
ポツリポツリと私が想定している意味での記述に出くわします。
その中で、「おおおっ〜」と唸らされたのが、
宗教学者・島田裕巳氏。
某准教授と同じビル内に事務所のある方なんですが、
島田裕巳&小幡績『下り坂社会を生きる』(宝島社新書)を読んだ限りにおいては、
「音楽のパフォーマンスとして、これ以上先を行くものは考えられない。一般的な受け取られ方は、アイドルグループなのだろうが、その提示の仕方は、はるかにそれを超えている」こういうことをブログに書かれる方だとは想定外でした。
まあ、それはいいとして、
Perfume の曲についてなんですが、
『edge』に於いては、曲や振付という作りこまれた部分ではなく、まっすぐに伸びたあーちゃんの背筋が非常に雄弁にメッセージを発しているということを昨日書いたのですが、
Perfumeの曲って、ほとんど中田ヤスタカが書いてるものですから、どの曲も突き詰めていけば似たようなことを言っているもんです。
私にとっては、『love love the world』も『edge』も似たようなもんです。
さらに言うと、『spring of life』も似たようなもんですかね。
「恋しよ〜よ、spring up speed up」
ドタバタ歩きで一人が前に出てくると、背筋をピンとのばして、てきぱきとしたしぐさの手踊り。
私が、この曲のこの場面で思うことというのも、
「運命を受け入れたもののすがすがしい強さ」としかいいの様のないものでして、
その運命とはどういうものかというと、このPVの最後のところで描かれる電源喪失状態つまり死のことなのだろう、と思うのですが、
こんなこと言ってるようだと、ついついグーグル検索してしまうんですわ。
「Perfume + ニーチェ」
こんなことを言ってるのは、今日時点で、
私しかいなさそうです。
パフュームがアンドロイド風の近未来ダンス、ということについては私はあんまり納得していないんですが、
そういう風に言われるようなパフォーマンスができてしまうというのは、
彼女たちの姿勢がいいからです。
左右完全に対象なあーちゃんの座り方。
それとも、猫背のアンドロイドとか腰痛を患っているロボットとか将来的には出てきたりするもんなんでしょうか?
そうじゃないとアンドロイドもロボットもリアルさが足りなくて、本当に人間か心許せる存在にならないんじゃないだろか?などと。
齋藤孝氏とか矢田部英正氏の本を読んでいると紹介される「正しい座り方」がこれ。
軽く前傾姿勢で背筋を伸ばすも反り返りはしない。
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