昨日の思いで

映画館で見たロンドン公演なんですが、


何よりもまず客層を見てたんですけど、


日本から来た人
現地に住んでいる日本人
イギリスのアジア系移民

という完全なマイノリティー に加え


現地白人、黒人のオタク

という中間層がいて、

それからやっと
通常の音楽ファンである現地白人黒人 という日本人からするとこの異人がいるんですけど


わたしが気になったのは、
この異人層の反応。


はっきり言うと 外人オタクの反応は最初から予想つくわけですよ。

サムライコスプレイヤーとかゴジラオタクって、宝島のバックナンバー読む限りでは30年以上前から西洋にはいるはずでして。


正直言うと、カメラ通して見せられたものから現地の反応って、よくわからんのですよ。

せっかくこんな狭い会場でのライブを中継するんだから、三階桟敷席からの主観カメラとかやってほしいんですけど。


逆に言うと、それやろうって発想出てこないってことは、
ほんとに盛り上がっていたのか?という疑問が、わたしにはあるのですよ。


『だいじょばない』をやっていたんですが、
まあ、これが一つの典型例なんですが、

あれ、歌詞、あってないようなもんですから、
振り付けの手話的なものと歌詞のズレが妄想スイッチを押す、という芸を放棄した曲なんですが、
そういう曲、を前半に集めてきてる、ように感じまして、

まあ、その代表が スペンディンオールマイタイムなんですが、
そういうのって、日本語わかんない外人仕様の曲群で
そういう曲はそのようにちゃんと受け止められていたようなのですが、

後半になって エレクトロワールドとかドリームファイターとか ほとんど手話の曲をやるんですが、

ああいう曲って、どの程度イギリスの一般異人層に受けていたのかわからないんですよね。

なんか、後半の曲になると、ステージ上だけを映したカメラワーク多くなっていたように思われまして、

そりゃ、エレクトロワールドとかドリームファイターをそんな風に映されりゃあ、
日本で見てるファンは盛り上がりますけどさ、

あれらって、イギリスの一般層にはちゃんと受けるのだろうか?と思うた。

そりゃ、イギリスのオタク層からしたら盛り上がるの当たり前なんだろうけど。


音だけ聞いていると、エレクトロワールド、相当盛り上がってるように聞こえたんですが、

それって、観客がオタク層の比率高すぎたってことなんだろうか?と私なんか思うてしもうたわけです。




あと、歯ブラシの歌とかPTAとか、このままじゃ、だめだろうなと、
オタク層を突き抜けて一般音楽ファンをつかんでアリーナクラスのライブやっていくようになるには、
この辺りの内輪受け的なもの切ってかないとだめなんだろうな、とおもう。

大規模なファンクラブと巨大なオタク村みたいなものをこえ、普通に外国のヒットチャートの常連になるんだったら、
いまのやり方では、無理あるよなと思った。

でも、付け焼刃的に英語つめこんで、藤山芸者的な分かりやすい演出取っ手の海外進出という方法を取らなかったって点では、
好感が持てました。