Perfume観音

ブログ書いていてばからしいと思うのは、Perfumeyoutubeで3分40秒で表現したことを、何時間何日も考え、それを何時間何日もかかって文章で、ほかの人に伝えようとすること。

これ、あほらしいです。


「見りゃ、分かるだろ」ですむはずなのに、そうなりきれず、
わたしみたいに、あほな苦労してる人がいる、っうことで。



Perfumeって、海外進出を始める前は、詞と振付と顔芸の相互依存関係があったんですけど、
海外では、詞が理解されないからってことで、この相互理解関係を解消してきてます。

例としますと
『エレクトロワールド』

振付と詞の対応関係が、手話レベル。
外人が見ても、詞の内容が大体わかります。

そして、
この手法の極意って、
詞と振付の微妙なずれを利用して口では言いだしづらいことを身振り手振りで表現しているどぎつさであって、
あくまでも、日本語の詞がわからない限り、理解できない仕組みだったりします。
海外進出路線以降では、
この詞と振付の関係を放棄せざるを得なくなり、

PVで必要以上にコンセプト語る作品が増えました。
もしくは
『マジックオブラブ』みたいに、一〜二行の詞と振付の依存箇所しか許さない的な曲もあります。


くりんくりん なんですが、
詞と振付の依存関係って、ほとんどなくて、

「つかむ裾にもつんつんつん」 
以外では、

「癒されて」 という箇所。

インド発祥、中国経由の女神のイメージを多用した振付なんで、Perfume観音と言いたくなるのですが
このカットで、映像的に説明しています。

なんちゃってオリエンタリズムのアングラ劇場に集う観客は不思議な顔したスターウォーズの屑鉄拾い民族。

んで、このカット見ると お土産用の観音像映ってます。

こういう説明も、あほらしい。




観音風の振り付けって、インド発祥の中国経由のものですけど、
本場インドの振り付けと比べると、勝算っていくらあるんでしょう?

このPVのコンセプトって17年前の『スワローテイル』の無国籍アジアにしか見えないのですが、あの当時と比べると、日本以外のアジアの国の発信力ってものすごく伸びてるわけです。

日本人がなんちゃってインドの振り付けして、イギリスで受けるのか?元インドの宗主国でインド移民の多いイギリスで受けるのか?と考えますと、

「こういうあざとい路線とる前に、ちゃんとマーケティングしたのか?お前らバカだろ」でしかありません。


日本人が、なんちゃってインドの振り付けして、本場インドのエンタメに勝てるのか?どうなのか?
というか、勝てるわけないです、はい。


あと、この詞読んでて思うんですが、
自己完結しすぎで、
もともと中田氏の詞って自己完結的な世界なんですけど、
振り付けも顔芸もついてこれないようだと、
「もう勝手にやっててください」って気がしてしまいます。