IQ 跳び級 すぅさんとあ〜ちゃん
以下はあくまでも私の理解するところ、こんな風に思って生きてます的な話ですので、
まじめに突っ込んだり訂正されても困るのですが、
IQ100という数値は、分かりやすいところで10歳の子供を例にとると、
平均的な10際の子供の知的能力のこと。
むろんその算定方法には、「なんだかなぁ」的な部分も多々あります。
そしてペーパーテストで図る分には、
- パズル能力
- 電話番号暗記能力
- 語彙数
- 物語の起承転結を見抜く能力
などの数項目の得点を合計したものがIQでして、
理科は得意だけど、国語は全然ダメという子供がいるように、
電話番号暗記は全然だけどパズル能力は無敵、そんな子供もいます。
そして理科ができるけど国語は全然ダメって人は、理系の研究者にでもなってノーベル賞でも狙ったらいいんですが(事実アインシュタインはそういう人でした)、
総合点のIQを問題にすると、この手の偏りのある人って凡庸な点数になってしまって、なかなか一般的には評価されにくいです。
平均的10歳の知力がIQ100の話に戻りますが、
もし平均的11歳と同じことができる10歳がいたとすると、
そのIQは110ということになります。
もし12歳と同じことができるならIQ120ということになります。
そしてIQ120くらいになると学歴エリートの路が目の前に開けます。
つまり官僚になるような人というのは、ボンクラと比べて2年分飛び級するような能力の持ち主ということです。
そして、IQがこれ以上高くなると、なかなかそんなおとなしい人生を送ることがだんだん難しくなってきます。
これがどうベビメタとPerfumeにつながるのかと申しますと、
すぅさんって三人姉妹の一番下なんですね。
すぅさんのリミッター外れた激しい芸風というのは、
常に年上の姉と同じことをやるように求められていた、ことに由来するのだろうと私は考えました。
彼女の動きの特徴は、自分の体を実際よりも大きく見せようとするダイナミックさで、
これは、姉よりもちっちゃい自分の体を姉と同じ蔵大きく見せようとする子供時代の彼女の努力なのでしょう。
平均的12歳と同じ能力のある10歳の子供のIQは120ですが、
IQ120の12歳と同じことのできる10歳の子供は、IQ140以上ということになります。
このレベルになると、そろそろ天才研究所みたいなところに連絡がいくレベル。
すぅさんに関していうと、「CDのDって何の略?」の問いに「デロリアン」と答えるような人なんで、国語語彙能力むちゃくちゃ低くて、総合IQに換算してしまうとものすごくボンクラな人にならざるを得ないのでしょうが、
偏った部分で突出したIQ持っている人、という感じがものすごくする人です。
そして、そのIQを養成したのが、三人姉妹の一番下という家庭環境。
そして、そのすぅさんをお姉さん役として、三人の女の子でベビーメタルを組織するのですが、
一番年上という状況になっても、すぅさんは年下に合わせるということを一切しないまんま。
跳び級する能力のある人が、年下相手に全く手加減しない、
この点がベビメタの強みなんだろう、と私は思います。
一方あ〜ちゃんはどうなのかというと、完全にお姉さんなわけで、
彼女のこのキャラクターがPerfume全体を覆っているわけです。
そして、西脇幼稚園と呼ばれるPTAのコーナーって、基本的には、踊れない一般人相手に手加減してあげてる世界。
完全にベビメタとは真逆。
どっちがいいのか?と言われると、「時と場合によるわな」としか言いようがありません。
海外展開に関しては、
ベビメタのリミッターの外れた感じがうまく作用し、
Perfumeの場合ですと、
あ〜ちゃんの存在自体が、ある意味でのリミッターとして作用してしまった、と言えるのかもしれません。
ただ、ベビメタの三人の関係って、お姉さんのまとめ役、包容力が欠如している分、突然解散するようなもろさを感じもします。
それと比べると、Perfumeって、人間関係、役割分担がすごく安定していて、じり貧になって行っても何らかの形で活動続けられるような感じがします。