海と天使
Perfumeの振り付けの元ネタの大きな一つがボブ・フォッシーだというのは有名な話ですが、
ボブ・フォッシーの振り付けや映画の元ネタの一つがフェリーニだったりします。
スイート・チャリティー(Sweet Charity)は1968年のアメリカ映画。
1957年のフェリーニの名作「カビリアの夜」を1966年にブロードウェイ・ミュージカル化したものを映画化。
- 監督:ボブ・フォッシー
- 原作:フェデリコ・フェリーニ
81/2 監督 フェデリコ・フェリーニ
二時間半じっと椅子に座って見るにはとりとめのない話の作品が多いフェリーニですが、youtubeでPV見るような感覚で接すると非常に分かりやすいものが多いです。
そしてフェリーニのお気に入りのモチーフが、海と天使。
ずっとこのラストシーンがPerfumeっぽいと私は思っていました。
理由は多分、彼女のダンスが8割がた手話的に意味が分かるのですが残りの2割が謎のままだからでしょうか。
Perfumeの新いPVを見て、「あっ、フェリーニだ」と思った人は私以外にもちらほらいると思います。
私の感想ですが、これ見てるならフェリーニをyoutubeで繰り返してみてる方がいいわさ、です。
Relax In The Cityのスタッフはどう思うんでしょう、
「フェリーニと比べられてくさされるなら本望」でしょうか?それとも「たかがPVをフェリーニのような大それたものと比べられても困る」でしょうか?
昨今の映画のCGにチョウチョとか鳥の視点の映像って多々あるんですが、私的にはそんなに面白い映像にもなりません。
ドローンにカメラ乗っけて実写でそういう映像を撮っても、やはりそんなに面白くない。
映像って、人間の視点を模したものが基本であるべきで、ローテクで十分という気がします。