BABYMETAL -LIVE IN LONDON
LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014- [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: Blu-ray
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2014年のロンドン2公演 The Forum とO2 Academy Brixtonを収録したものですが、
これ見て、なるほど、ベビメタってこういうもんだったんだと納得。
ほとんど同じセトリの二公演を収録してるのですが、さらに言うとほとんど同じセトリで四作目。それぞれのDVDに二公演分ずつ入ってますから、ファンなら計八回分似たようなものを見せられているのですが、
それでも、
今回のは、非常に、面白かったです。
去年はベビメタが海外に出向いていったため、大量のファンカメがyoutubeに上がりました。
むろん、私も楽しまさせていただきました。
O2 Academy Brixtonの方に関しては、いろんな人が色々な角度から盗撮したものをすでに何度も見ていたので、
The Forumの方が、新鮮だったのですが、
こちらの方は会場が狭く、三人の全身が映っていないカットが多く、
上半身や顔のアップも多いです。
去年の海外公演のファンカメを見慣れた後だと、多様なカットを組み合わせたThe Forumの方は、「さすがに金とって売るだけの商品だなぁ」と思いました。
また、
顔のアップが多用されると、どうしてもスーメタル中心の印象になりますが、
これが、O2 Academy Brixtonになると、全然撮影編集方針が変わりますし、その結果、こちらの印象も変わります。
顔面アップのカットは一つもなく、常時三人の姿が画面にはいるような構図。
去年さんざん見たファンカム的構図をきれいに正規版にしたものという感じ。
始めのうちは「なんかつまんないな」と思いながら見ていたのですが、しばらく経つうちに、ユイモアの二人って全然個性違うんだなというのがしみじみわかってきます。
アミューズ所属に際しても、モアは女優枠でユイはダンサー枠、
それゆえダンスのレベルが相当違うのは当たりまえなんですけれども、
モアの方はユイと比べると体幹がしっかりしていなくて、体の軸がぶれる。激しい動きだとタコ踊り状態になる。
そういう欠点を顔芸とか客煽りのサービス精神で補っていたのですが、
それでも、体の軸がぶれると、その分体力も無駄に消耗するのでしょうか、
一時間強のステージでも、半分越えたあたりで得意の顔芸が上手くできなくなってきます。
音楽に乗ることを私なりに定義すると、曲のBPMに自分の心拍数同調させること、と思っているのですが、
ベビメタの曲には人間の心拍数の限界にせまるような高速のものが多く、
そんなもんに心拍数同調させながら一時間強のパフォーマンスを行うって、ハーフマラソン並みの体力の消耗を強いられているではないか?と思うのですが、
モアの方は、ステージの後半にはもうバテており、精いっぱい努力して可愛い表情作っている時とバテて息の上がっている時の落差が結構激しい。ステージ終盤では、頭の中ところどころ白くなってるんではないでしょうか?
それと比べるとユイちゃんの方は、最後まで結構涼しい顔で、むしろ後に成れば成るほど歌や詞に合わせて自然なタイミングで笑顔が出てくる。
体幹とかダンスの素質とか言う以外に、心肺能力もすごいのでしょう。
O2 Academy Brixtonのパフォーマンス見てる分には、ベビメタ支えてるのってユイちゃんで、
まあ、これスーさんにも言えることですが、
踊っているときとそうでないときの落差がかなり激しい人。
「らうだーらうだー」の印象が強いだけで、あんまり表に出てこない控えめな感じの人かと思っていたんですが、
踊ると、
本当にすごい人でした。
「ゆいちゃんまじゆいちゃん」とはこういう意味だったんだな、と。
それと比べて、モアがダメなのかというと、ベビメタの必死感って彼女の消耗していく様子からヒリヒリ伝わってくるわけで、それはそれで面白いのですが、
でも、
これもうすでに半年前のことで、
その後モアの方も筋トレやったりしてムキムキになって状況変わってきたらしいです。
今回のツアーのファンカム見る分にも一回り逞しくなったベビメタがうかがいしれるとこです。