『よんのうた』
べビメタルの『よんのうた』についてですが、
まぁ、アホらしい歌詞です。
1の次は2って、当たり前やろ?
6の前は5って、いちいち指たてて数えなあかんのか、と。
まぁ、ほとんどの人たちがそういう感想持たれたとは思います。
中国は共産党革命以降は伝統と迷信の類を撲滅しようとしてきましたので、日本ほどうるさくないですが、
やっぱり4は死に通じるから出来ることなら避けたい数字だそうです。
でも、それにしたところで、4って一概に不吉な言葉に通じるだけではなく、
気分次第では縁起のいい言葉にも通じるわけです。
また、訓読みして、よんに成ったら、もう不吉な影とか吹き飛んでしまう。
幸せの4(し) 死ぬじゃない4(し)
失敗の4 (し)よろしくの4(よん)
幸せの4 (し)死ぬじゃない4(し)
ビタミンの4(し) 喜びの4(よん)
結局のところ、物事は気の持ち方次第、
悲しい歌でも心のありようで明るく変わる、
そういうことを言いたいのでしょうが、
それでずっとわかんなかったのが、
この箇所の振り付け。
小学1年の算数みたいにいちいち指立てて足し算引き算してたのに、
口の前で指1本立てて、「し~っ」のポーズ。
なんでここでいちになるのだろう?
指1本を4小節繰り返すことで、1×4=よん なのだろうか?
それとも、ここで言葉をつぐんで沈黙しなくてはいけない理由でもあるのだろうか?
なんて漠然と思ってきたのですが、
さっき閃いたのですが、これって、
し~っ = 4~っ のことのようです。
これ、単なるダジャレじゃないですか。
あまりにも安直な言葉遊びに、脱臼してしまいそう。
そして今まで気づかなかったことがものすごく悔しい。
ちなみに「しーっ」で画像検索すると、いろいろな有名人がこのポーズ取っているのがずらずら出てくるのですが、Perfumeのもありました。
んで、この画像、このブログ由来のものだったりします。
ついでに「しーっ」の画像検索でべビメタルも出てくるか探してみましたが、今のところないです。
つまり、ベビメタのファンでもあんまりこのことに気が付いていないのだろう、と思うのですが、どうでしょう。
いちいち指たてて小学一年の足し算引き算をするというアイデア、Perfumeで近いものといえば、
『コンピュータ―・シティ』の
「完璧な計算で~」のとこ。
「計算」という単語を、一本ずつ指を開いていくことで表す。
久しぶりに見直すと、『コンピューター・シティ』の「完璧な計算で~」から「一つだけ嘘じゃない、愛してる」の指の本数による表現って、ものすごくよくできていることに気づくのですが、
それゆえに、『よんのうた』では椅子から転げ落ちそうになったりもするもんです。
これ、ロンドンのライブからのキャプチャーですが、
イギリス人の客は歌詞わかってないですから、足し算引き算に合わせて指の本数変えたりしなくて、常にキツネサイン。
ま、ベビメタって歌詞わかんなくても、振り付けの意味わかんなくても、盛り上がるもんらしいんです。