ミュージカル映画
ミュージカルというと、劇中で人物が突然歌いだす、突然踊りだす、そういうもんと思われてる方も多いと思いますが、
アメリカミュージカル映画から180作品を選び、その25位までの順位を発表したもの。
面白いのは、ディズニーアニメってミュージカル扱いされている点。
こうやって見てますと、『雨に唄えば』『ウエストサイド物語』は歌い倒す、踊り倒すという作品なんですが、
『オズの魔法使い』『マイフェアレディ』だと、あんまり踊らない。
突然歌いだしはしますけど、台詞を歌にしただけ以外はわりに普通の映画です。
ちなみにこちら
ミュージカル部門の一位と三位が入れ替わってます。
すごいなと思うのは、『スウィート・チャリティ』のシャーリー・マクレーンってミュージカルスターという感じではなく、役者の片手間に唄って踊ってるって人なんですが、
ちなみにこの時、44歳。
アメリカエンタメ界の底力に脱帽。
で、もしやと思って調べてみたら、オードリー・ヘップバーンって相当ガチにバレー学んだ人らしく、
高身長170の足かせがなかったら役者じゃなくバレリーナの道選択していた人らしいです。
ほとんど踊らないミュージカルですが、ところどころに彼女のバレーの素養が見てとれます。
オードリー・ヘップバーンについて尊敬できる点は、
彼女のルックスのピークが20代前半で、その後急速に劣化していきます。
それでも、最近の女優みたいに整形手術繰り返して化け物になっていったりはせず、
40前にはほぼ映画から引退し、スターダムとは別のところに人生の楽しみ見つけて、健全に老けていったところ。
『マイフェアレディ』の時で34歳ですが、今どきの34歳ならもっと若々しいのにと思わせるくらいにおばちゃん化していますが、
それでも彼女の演技力と地の部分の上品さと可愛らしさは非常に際立っています。
こちらは、先ほどのミュージカル映画ランキングで25位入賞の『野郎どもと女たち』
If I were a bell-Guys & Dolls - YouTube
主演のジーン・シモンズのエピソードで華々しいのは、
ローレンス・オリビエが『ハムレット』を映画化した時に、オフェリア役が彼女に配役されたのですが、
オリビエの妻のヴィヴィアン・リーが夫がジーン・シモンズと浮気しているという妄想に取りつかれて、毎日撮影現場に見張りに来ていたという、
つまりヴィヴィアン・リーが嫉妬した美女ということなんですが、
もしやと思って調べてみると、ジーン・シモンズも子供の時にダンス習ってたそうです。ついでに、彼女の父親は体操の選手だったそうで、
最後の水に落っこちそうになってから、マーロン・ブランドの方に崩れ落ちるのを見ても、運動神経いいのはよく分かります。
何を言いたかったのかというと、ミュージカルっておどれりゃいいってもんではないらしく、主役には演技力が必要とされるものであり、
『リラックス…』のPV見てると、
「なんじゃ、このあ~ちゃんのクソ演技は?!」
絶対にPerfumeの選択肢の幅狭めてるはず。