2012-04-30から1日間の記事一覧

坂の上のパフュームⅠ  芥川龍之介『手巾』 とパフューム

芥川龍之介『手巾』要約法学部の教授が、なんともなしに演劇関係の本を読んでいる。 来客が来て読書中断。 そして、その来客の態度に、教授はえらく感動してしまう。 感動した気分で、再び読書をはじめると、演劇の本に、その感動を反駁する内容が書かれてい…

坂の上のパフュームⅡ  能 歌舞伎

司馬遼太郎のもじりのふざけた題名付けて、パフュームについて書いておりますが、こんな題名をつけたのは、理由がございまして、 小幡績准教授がテレビで「日本といえばパフュームだ、覚えておけ」と名言はかれておられますが、私も全く別の経緯からパフュー…

坂の上のパフュームⅢ  『P.T.A.』の本質は年齢退行の集団催眠

なぜ、被催眠状態に至るほどまで自分がパフュームを評価し、聞き続けていたのかにはいくつか理由がある。 音楽と映像の共感覚について何年も考えていたこと。 言語学と心理学の知識を有していたこと 未来に対して悲観的だったこと。 西洋近代文化の文脈に懐…