僕 君 作品群について
コンピューターシティ
エレクトロワールド
DreamFighter
GLITTER
DreamLand
これらの共通点は、詞の中に「君」と「僕」という人称代名詞がついになって出てくることです。
そして、みごとなまでにPerfumeの主要な曲を網羅しているのですが、
たとえば、
Love the Worldの場合ですと、 「あたし」と「君」なんですが、
言われてみりゃ、当たり前のことなんですけれども、
「僕」と「君」の詞の場合、「僕」って男の子だから、
Perfumeは、舞台で男の子演じないといけないわけです。
それと比べると、Love the Worldの「あたし」は女の子で、
舞台上では、女の子のまんまで構わない。
女の子のアイドルが、こうもたくさん「僕」「僕」って歌ってるのって珍しくないか?という気がするのですが、
まあ、中田ヤスタカ、男ですから、
普通に詞を書くと、主人公、男に成っちゃうんでしょうな。
で、コンピューターシティに関して言いますと、
男の子と女の子の対話形式の詞なのですが、
Perfumeって、ステージ上で、それ演じるんですけど、
のっちが男の子役で、あ〜ちゃんが女の子役、とかそういう露骨な役の割り振りって振付的には全くありません。
ただ、ポリリズムに関してだと、
あの詞って、男の子と女の子の対話なのか、それとも男の子の一方的な語りなのかがよく分かりませんけれど、
「君」って二回、「僕」って三回 詞に出てきます。
そんで、君っていうのは二回ともあ〜ちゃん。僕をのっちが二回、かしゆかが一回 歌います。
つまり、中田ヤスタカ的には、あ〜ちゃんが女の子で、のっちが男の子という役の割り振りがあったようなんですね、あの曲に関しては。
最近のPerfumeってうまくかみ合っていない感じがするのって、
のっちの外見から男の子っぽさがなくなってきたことで、今までの必殺技が使いづらくなってきたってのがあるように思われます。